会長あいさつ   

 令和2年7月        齋藤昌一  

 令和2年、世界中が新型コロナ感染の脅威にさらされ、明日がどうなるのか誰にも予想できないこの時代に再び御殿場市医師会会長に選出され、これまで以上にその重責に身の引き締まる思いです。
さて御殿場市では令和2年7月まで感染者の発生は認められていないものの、国の緊急事態宣言が解除されたことにより東京都の感染者数が増加している事実に加え、御殿場アウトレットを始めとする多くの観光スポットに関東圏から人々が押し寄せている現状において、今後、当市での感染流行が起こる可能性は極めて高いと推測されます。
 御殿場市では、コロナ感染の有無を検査するPCR検査センターが6月15日に開設されました。御殿場市救急センターでは、コロナ感染発生当初から発熱患者に対し厳重な感染対策で臨んでおりましたが、救急を担う医師、職員にとって、御殿場小山地域外来・検査センターの設立は、非願成就と言っても良い出来事でした。今後も医師会が率先して行政、保健所、富士病院と連携をとり、スムーズかつアクセスしやすい検査体制を確保し、当地域におけるコロナ対策を構築していく所存です。
 今まで休校だった学校が6月から再開され、各学校の校医は今まで延期されていた健診、予防接種の日程が次々と組まれ、忙しい日々を過ごしています。学校でのクラスター発生は全国でもほんの僅かですが、当然のことながら健診は3密を避けなければならず、自ずと時間がかかり校医にとっては負担になっています。医師会が運営する御殿場看護学校においてもコロナ感染症の影響は大きく、去年の学生は謝恩会さえできずに卒業し、現在でも実習日程の変更や、夏休みを短縮しての授業など職員、学生にかかる負担は大きく、これ以上の感染拡大がないことを祈るばかりです。
 全国の経済活動が低迷する中、医療業界も大きな痛手を被っています。救急センター開業以来これほど患者数が減ったのは初めてであり、特に小児科の患者数の落ち込みは凄く、逆に言うと学校が開いていなければこれほど子供は病気やケガをしないものかという事実に驚いています。病気が少ないのは良いことなのですが、自院の駐車場に車がなく、患者さんに「今日やってないのかと思った。」と言われてばかりの毎日に、早く特効薬ができて、安心して病院に高齢者が来院できるようになる日を待ち望んでいます。
 全ての講演会、講習会が延期、中止となり、会員同士の交流もほとんどない状況が続いていますが、7月からWEBを利用しての市医師会の講演会を開催し、県の指導を参考に、極力密を避け、感染防止に注意を払いながら開催していく予定です。

「人は死と同じように生きることも避けられないのだから」とは喜劇王チャップリンの言葉ですが、その彼が監督として歩みだす時期に、あのスペイン風邪の流行により世界が死の恐怖に疲弊する中、生きることへの執着と希望を映し出し大輪の花を咲かせました。コロナウイルスがどれほど人類を脅かそうとも、ささやかな勇気と今まで蓄えた想像力を携え、絶望ではなく素晴らしい未来を夢見て今を生きていきたいと思います。

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